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上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)

胃カメラとは

「上部消化管内視鏡検査」のことをいい、消化管の上部を観察できます。胃カメラで観察可能な範囲は、「中咽頭・下咽頭・食道・胃・十二指腸の途中まで」です。

スコープ先端にカメラと光源が備わっており、粘膜の色調や凹凸などをリアルタイムに観察できます。検査中に小さなポリープや炎症、悪性腫瘍を疑う所見などが見つかれば、必要に応じてその場で組織を採取して顕微鏡検査に提出することも可能です(生検) 

生検をするかしないかで検査時間は前後しますが、5~15分で終了する検査になります。

胃カメラをお勧めする症状

咽頭から十二指腸の途中まで観察できますので、その間の病変で生じる症状をお持ちの方は胃カメラを推奨します。多くの場合は、胸やけ、胃酸が上がってくる感じといった逆流性食道炎を疑う時、吐血や黒色便があれば胃十二指腸潰瘍など上部消化管出血を疑う時に胃カメラを施行します。

咽頭の症状 鑑別疾患
  • のどの違和感、異物感
  • 持続する咽頭痛
  • 嚥下時痛、嚥下困難
  • 声がれ (嗄声)
  • 咽頭癌
  • 咽頭炎
  • 逆流性咽頭炎
  • 喉頭癌、喉頭ポリープ
食道の症状 鑑別疾患
  • 嚥下困難、食物がつかえる感じ
  • 胸痛
  • 胸やけ、胃酸逆流感
  • 吐血、黒色便
  • 慢性的な咳、ゼーゼー異物誤飲
  • 逆流性食道炎
  • 食道癌
  • 食道静脈瘤
  • 食道カンジダ症
  • 食道アカラシア
  • 好酸球性食道炎
  • 食道潰瘍
  • 食道異物、狭窄
胃の症状 鑑別疾患
  • 上腹部痛、胃もたれ
  • 食欲不振、体重減少
  • 吐き気、嘔吐
  • 吐血、コーヒー残渣様嘔吐
  • 鉄欠乏性貧血
  • 黒色便異物誤飲
  • 胃潰瘍、胃炎
  • ヘリコバクター・ピロリ感染症
  • 胃癌
  • 機能性ディスペプシア
  • 胃ポリープ
  • 胃粘膜下腫瘍(GISTなど)
  • 胃静脈瘤胃内異物
十二指腸の症状 鑑別疾患
  • 空腹時の上腹部痛
  • 吐き気、嘔吐
  • 吐血、コーヒー残渣様嘔吐
  • 鉄欠乏性貧血
  • 黒色便
  • 十二指腸潰瘍、十二指腸炎
  • 十二指腸乳頭部腫瘍
  • 十二指腸癌
  • クローン病
  • 十二指腸ポリープ
  • 膵臓癌による十二指腸浸潤

また、ヘリコバクター・ピロリ感染症に対して除菌をされた患者さんも、1年に1回は定期的に胃カメラを施行し、胃癌が発生していないか観察します。その他、無症状でも家族に胃癌患者がいる、40歳以上で胃カメラを施行したことないない方、健診のバリウムで異常を指摘された方にも胃カメラを推奨しています。

当院の胃カメラ

(1) 経口or経鼻

胃カメラの挿入経路や眠り薬を使用するかどうか、患者さんの希望に応じ胃カメラをするようにしています。

鼻からの挿入は嘔吐反射が少なくつらくないですが、鼻炎や鼻ポリープなどでもともと鼻腔が狭い患者さんではカメラが通らず検査ができないことがあります。また、鼻からのカメラでは鼻出血のリスクもあります。メリット、デメリットを考慮し、経口か経鼻か選んでいきましょう。

(2) 鎮静or非鎮静

「検査時の苦痛が不安」という方には、腕から鎮静剤を注入して、眠っている間に検査を終える「鎮静下胃カメラ」もご提供しています。検査中の記憶がほとんど残らないため、胃カメラの不安感を小さくすることができます。

注意!

検査後はふらつき・眠気が残るため、終日、車・バイク・自転車の運転はできません

(3) 細径スコープ

 

(4) 検査の流れ

前日~検査当日

前日、夕食を摂取後は食事をしないで検査当日を迎えてください。検査の時間帯や体調、薬の使用状況により患者さんごとに異なりますので、予約時に詳細をご案内します。

当日来院し受付後、胃の中のガスを減らすお薬を服用して頂きます。

検査室の準備が整いましたらお部屋へお連れします。

のどに局所麻酔薬をスプレーします。検査台に左側臥位になっていただきます。

鎮静剤希望の患者さんには、看護師が点滴をとり、医師が鎮静剤を投与します。

検査中

検査(約5〜15分程度):スコープを挿入し、咽頭、食道、胃、十二指腸の途中までを観察します。必要に応じて病変部位の一部を採取(生検)します。

検査終了後

回復・説明・帰宅:検査後は休憩(鎮静ありの場合は30-60分)していただき、終わったら医師から検査結果をご説明します。

 

※鎮静剤をご希望の場合、検査当日の運転・帰宅手段をご自身で確保してください

※体調不良(発熱・激しい咳・嘔吐など)がある場合は検査の延期をご相談させていただくことがあります

胃カメラの検査費用 (およそ)

  1割負担 2割負担 3割負担
胃カメラ (観察のみ) 1,500円 3,000円 4,500円
胃カメラ (観察+生検) 3,000円 6,000円 9,000円

※生検:組織を採取して顕微鏡検査に提出すること

※上記に診察料や薬剤料が追加されます

ピロリ菌感染症について

ピロリ菌感染症とは、「ヘリコバクター・ピロリ」という細菌が胃の中に住みついてしまう病気です。この菌は胃の中で長期間にわたり炎症を引き起こし、慢性胃炎や胃・十二指腸潰瘍、胃がんの原因になります。ピロリ菌は、主に乳幼児期に、食べ物や飲み物を通じて家族からうつると考えられています。感染していても、自覚症状がほとんどない方が多いのが特徴です。無症状であっても、特に胃の炎症は続いてしまうため、ピロリ菌の除菌治療が推奨されています。

ピロリ菌検査をしていない方
  1. 胃カメラにて胃炎などを確認、胃がんが無いこと確認
  2. ピロリ菌検査 (生検、血液検査)
  3. ピロリ菌陽性
  4. 除菌療法(除菌薬を1週間内服)
人間ドック等でピロリ菌が陽性の方
  1. 胃カメラにて胃炎などを確認、胃がんが無いこと確認
  2. 除菌療法(除菌薬を1週間内服)

※1回目の除菌での除菌率は80-90%です。
 2か月後に尿素呼気試験という方法で除菌が出来たかどうか確認します。

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