精巣上体炎(せいそうじょうたいえん)
精巣上体炎とは
精巣上体炎とは、精巣の上に乗っている「精巣上体(副睾丸)」という部分に炎症が起こる病気です。精巣上体は、精子が通る細い管が集まっているところで、炎症が起きると痛みや腫れが出てきます。
原因
原因の多くは、ウイルスや細菌による感染です。尿道からウイルスや細菌が逆流して精巣上体に入り、炎症を引き起こします。思春期以降では性行為に関係する感染が原因のこともあります。
好発年齢
どの年齢でも起こる可能性はありますが、特に10代後半から40代の男性に多くみられます。小児でも発症することがあります。
症状
- 陰嚢の痛み(じわじわ痛くなる感じ)
- 陰嚢の腫れ・赤み
- 嘔気・腹痛
- 発熱
- 尿の混濁
検査・診断
- 視診・触診にて精巣の位置と大きさを確認
- 超音波検査で精巣血流の有無を確認(精巣捻転との鑑別)
- 超音波検査で精巣上体の腫大と血流増加を確認
治療
抗菌薬治療
痛みや腫れを抑えるために陰嚢の冷却、解熱鎮痛剤を使用し症状を和らげます。原因が細菌感染によるものであれば抗菌薬を投与します。
ご本人・ご家族の方へ
お子さんが急激な陰嚢の痛み・腹痛を訴えたら、すぐに医療機関を受診してください
院長の一言
精巣がねじれてしまう「精巣捻転」との鑑別がとても重要ですが、超音波検査にて鑑別が可能となります。当院では診察室ですぐに超音波検査ができるような体制をとっておりますので、安心頂ければと思います。
提携病院
東京女子医科大学八千代医療センター 小児外科

