睡眠時無呼吸症候群
こんな症状はありませんか?
- いびきが大きいと言われた
- 息が止まっていると言われた
- よく眠れた、という感じがしない
- 昼間に眠気がひどい
- 夜中に何度も目が覚める
院長
睡眠時無呼吸症候群は心筋梗塞や脳卒中、交通事故リスクを上げるだけでなく、パートナーの不眠など家族を巻き込む可能性のある病気!!
睡眠の質を向上し、元気な毎日を過ごしましょう!
睡眠時無呼吸症候群
① 症状
- いびきがうるさいと家族に言われる
- 寝ている間、呼吸が止まっていると家族に言われる
- 朝起きたときに頭が重い・すっきりしない
- 昼間に強い眠気が出る・集中力が落ちる
- 運転中でも強い眠気で危なかったことがある
- 夜中に何度も目が覚める・トイレが近い
② どうして起こる?
睡眠中、舌根 (舌の奥の方) が落ち込んで気道が塞がることで、息が通らなくなり呼吸が停止する状態を「無呼吸」と呼びます。1時間あたり一定回数以上、無呼吸が繰り返されると、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。1時間当たり5回未満であれば許容範囲ですが、1時間あたり5回以上無呼吸が観測されると睡眠時無呼吸症候群となります。
放置すると、以下のような合併症リスクが高まることも報告されています。
- 高血圧・不整脈・心筋梗塞・脳卒中など心血管疾患
- 日中の眠気による交通事故・仕事のミス
- 睡眠の質の低下による生活の質(QOL)の低下
③ まずはセルフチェックを
| □ | しょっちゅういびきをかく | 1.5点 |
| □ | 肥満傾向 | 1.5点 |
| □ | 高血圧がある(内服治療中) | 1.5点 |
| □ | 昼間の眠気、居眠りで困る(仕事中、会議中、運転中) | 1.5点 |
| □ | 寝つきは悪くないが、夜間の眠りが浅い またはしばしば目が覚める |
1点 |
| □ | いくら寝ても疲れが取れていない感じがする もしくは朝しばしば頭痛がある |
1点 |
| □ | お酒を飲んでいない日でも夜間寝ているときに息が止まる日がある | 3点 |
| 合計 | 点 |
合計が3.0点以上の方は睡眠時無呼吸症候群の可能性が高いです。
睡眠時無呼吸症候群の診療が可能な医療機関の受診をお勧めします。
当院での診療・検査の流れ
① 予約・相談
電話またはWebにて「いびき/睡眠外来」の初診予約をお取りください。当院かかりつけの患者さんで、睡眠時無呼吸症候群の症状がある場合は診察時に相談いただいても大丈夫です。
② 初診外来
問診・身体診察(鼻・のどの状態など)を行い、簡易検査のご案内をいたします。
睡眠時無呼吸症候群の患者さんは高血圧や糖尿病などを合併しているリスクが高いと報告されています。そのため、当院を初診の患者さんは血圧測定や血液検査等も実施する場合があります。
睡眠時無呼吸症候群を強く疑う場合は、次に示す簡易検査を勧めます。
③ 簡易睡眠検査
簡易検査は3割負担の保険証をお持ちの方で、費用は約3,000〜4,000円です。
検査の実施について患者さんより同意を得たあと、睡眠検査機器の発送先 (自宅住所) を記入して頂きます。後日、睡眠検査機器が自宅に配送されます。配送当日の夜、機器を装着し就寝します。
検査終了後は、同梱されている返却キットを用いて速やかに返却してください。
④ 簡易検査終了後・治療方針の決定
睡眠検査機器が返却されてから約2週間後に当院を受診し、検査結果をお伝えします。
簡易検査にて重症であった場合は、CPAPという治療が保険適応になります。→ ⑦へ
※重症:1時間あたりの無呼吸低呼吸の回数(AHI)が40以上
⑤ 精密睡眠検査
精密検査は3割負担の保険証をお持ちの方で、費用は約10,000円です。
病院では1泊入院での精密検査のためさらに費用がかかりますが、当院で準備している睡眠検査機器は簡易検査と同じく自宅で検査可能なため、約10,000円の自己負担となります。
検査の実施について患者さんより同意を得たあと、睡眠検査機器の発送先 (自宅住所) を記入して頂きます。後日、睡眠検査機器が自宅に配送されます。配送当日の夜、機器を装着し就寝します。
検査終了後は、同梱されている返却キットを用いて速やかに返却してください。
⑥ 精密検査終了後・治療方針の決定
睡眠検査機器が返却されてから約2週間後に当院を受診し、検査結果をお伝えします。
精密検査にてAHIが20以上であった場合は、CPAPという治療が保険適応になります。
⑦ CPAP (シーパップ) 療法スタート・フォロー
Resmed社 公式ホームページから引用:https://www.resmed.jp/professional/machines/sleep-apnea/airsense11/
CPAP (シーパップ) って何?
鼻にマスクを装着し、空気を送り呼吸の通り道を確保することで睡眠中の無呼吸を防ぐ治療です。当院で導入している機器はレスメド社製のコンパクトなCPAPです。加湿・加温機能を付けられ、空気圧調整も6段階可能な機器で、患者さん1人1人に合わせた治療が可能です。
よくあるご質問(FAQ)
Q:CPAPを使うとすぐ治るのですか?やめることはできますか?
A:CPAPは「無呼吸・低呼吸を防ぐ」ための装置です。目が悪い人がメガネをかけているように、CPAPも使用をやめると症状が戻る可能性が高いです。ただし、肥満による首回りの脂肪が大きく影響しているような睡眠時無呼吸症候群の患者さんでは、ダイエットをすることで無呼吸頻度を下げることができるというデータがあります。高BMIの患者さんは無理のない減量をすることで、CPAPを安全に止めることができるかもしれませんが、自己中断はせず、改善があるか客観的に判断する必要があります。
Q:装置・マスクはレンタルですか?
A:保険適用のもとでレンタルとして貸し出されます。
◆CPAP治療
- 3割負担の方:毎月5000円程度
- 2割負担の方:毎月3500円程度
- 1割負担の方:毎月1500円程度
(※初診料・再診料が別途かかります。)
Q:寝てすぐには慣れなさそうで心配です。
A:初めの1~3ヶ月で慣れる方が多いです。無理せず「短時間から使い始める」など患者さん1人1人の状況に応じ進めていきましょう。
院長あいさつ
「四街道みんなのクリニック」 院長 古来貴寛です。
“睡眠時無呼吸症候群”は、重症化して日中のひどい眠気や倦怠感などで症状が出ない限りは、患者さん本人は気づいていないことが多いです。同居されている家族がいれば、家族からいびきや無呼吸を指摘され受診する機会が多いと思います。前述したように、患者さん本人だけでなく、家族の不眠や体調不良にも影響を及ぼしうる疾患です。
実は私も妻から、いびきや無呼吸を指摘されている時期がありました。睡眠時無呼吸症候群について学んでいた長生郡のクリニックでは、指導医より「古来もぜひやってみるべき」と助言を頂き、クリニックの診察券を作成し睡眠検査機器を配送してもらい自宅で検査しました。もちろん少し違和感はありましたが、朝まで寝ていました。
皆さんも気になる症状があれば、家族を想い、まずは簡易検査からやってみてはいかがでしょうか?
医療法人社団 昂花会
四街道みんなのクリニック
院長・医学博士 古来貴寛

